最初にして最高のバイクパッキング指南書、バイクパッキングBOOKレビュー。
2020/04/30
SNS等で話題になっているバイクパッキング指南書 バイクパッキングBOOKを購入したのでレビュー
さて今回紹介するのはバイクパッキングの指南書であるバイクパッキングBOOKのレビューです。
こちらの書籍はバイクパッキングブランドのapiduraやREVELATE DESIGNSを輸入しているAlternative Bicycles代表である北澤肯氏が書いた著書である。
北澤肯氏は当然の事ながらバイクパッキングを日本に広めた先駆者であり、大型サドルバッグを日本に普及させた人物の一人である。
そんな北澤肯氏の書いたバイクパッキング指南書、SNSでの評判もよく皆口を揃えて面白いと評価しているので購入してみました。
そもそもバイクパッキングとはなんなのか?
端的に説明するとバイクパッキングとは新しいツーリングスタイルである。
それはキャリアつきのツーリング向け自転車を使わず普段使うロードバイクやMTBに大型サドルバッグやフレームバッグを使いツーリングするスタイルの事である。
そういった「バイクパッキングとはなにか?」についての事も詳細にこの著書には書いてあり更にはMTBの歴史にまで食い込んで書いている。
自転車や道具の選定まで丁寧に書かれた本書
本書はバイクパッキングに適した自転車や道具、何をもっていけばいいかが詳細に書かれており、バイクパッキング初心者(私含む)にはまずこれを読めば間違いないという印象を受けました。
個人的にはバイクパッキングのバッグの中身を紹介しているのが良かったです。
紹介している機材も最新の物を紹介しており、著書が発売されている頃にはもうその道具は古いということもなく鮮度の良さもいいですね。
バイクパッキングとは道具ではなく手段であるそういうことを教えてくれる著書
著者本人もTwitterでつぶやいているのだがバイクパッキングは道具ではなく手段、ツーリングスタイルの事です。
本著ではそういったことも深く書いており更には国内のツーリング、パスハンティングの歴史までもしっかりと書かれておりまさに最初にして最高の一冊となっております。
いい意味で、図書館の自転車コーナーに置かれていそうな雰囲気の本だなあって感じました。
本人がバイクパッキングの先駆者である分ツーリングレポも楽しく読めて非常に参考になる部分でした。
個人的にはあと5年したらまた続編を書いて欲しい、そう思える素晴らしい著書であると思いました。