ファットバイクは一過性のブームで終わってしまうのか?
2019/09/02
メディアや雑誌でも取り上げられ、徐々に認知度のあがってきたファットバイク 果たして一過性のブームで終わってしまうのか?
テレビや雑誌などで取り上げられ、徐々にファットバイクイベントも開催されてきてブームになってきた感があるファットバイクですが
このブームは一過性ではないか?そもそもロードバイク全盛の日本ではファットバイクは流行らない!という意見もありました。
果たしてファットバイクは一過性のブームで終わってしまうのか?
今回はそのことについて自分の見解をまとめてみたいと思います。
何故、日本ではファットバイクが流行らないという意見があるのか?
今、日本は空前のロードバイクブームであり、ロードバイクを中心に取り扱うお店が多く、イベントもロードバイクが中心です。
そうなるとパーツや在庫もロードバイクが中心となり、ファットバイク独自のリムやチューブ、タイヤ、などの在庫を置いておくとなると在庫を圧迫し、お店にとっても負担になってしますのです。
また、乗る場所も少なく、また、国定公園付近での自転車の乗り入れも厳しくなっている日本でファットバイクに乗って存分に遊べるフィールドも限られているというのが現状です。
また、価格もまだ高額で安くなってきたとはいえ、ファットバイクの魅力である山での走行等を目的としたモデルとなると10万前後となり、一般の人には少し高額で手を出しにくいと言う部分もあります。
それでもファットバイクは一過性ではないと言える理由があります。
それは他の自転車より雪に強いということです。
ファットバイク特有のタイヤの太さと低圧での走行が可能な事により雪上での走行が可能になります。(ただし万能ではありません)
主に圧接された雪道がメインとなりますが雪国などで自転車通勤している人にとっては非常に大きなメリットです。
さらに冬季は売上が望めなかった自転車屋さんもファットバイクを売り出すことにより冬季でも売上が望めるというメリットがあります。
最近ではスキー場でもファットバイク用にコースを開放している場合もあり、スキー場離れも少しは解消されるのでは?ということも期待されています。
ちなみに海外ではクロスカントリースキーに変わりファットバイクが人気になっているということです。
更には砂浜などにも強く砂浜がコースに組み込まれあシクロクロスレースでは優勝してしまうほどに素晴らしい走破性があります。
この動画を見ると分かりますが本当に雪に強いです。
そしてファットバイクをブームだけにしないためにも私達ファットバイカーはマナーを守りましょう!
ある自転車がブームになった時、ブームで始めた人達の無茶な走行が問題となり、様々な規制やルールが生まれました。
そうならないためにもファットバイク先駆者である私達がマナーやモラルを守り、新しくファットバイクに乗り始めた人達にやさしく教えてあげるのも大切だと思います。
スキー場や山道で走る場合、ハイカーやスキーヤーがきたら自転車を降りて譲ること、自転車乗り入れ禁止の場所では乗らない事。
遭難や雪崩に気をつけること、安全のための装備や保安部品をしっかりともっていくこと。
道路上では交通法規を守ること、ファットバイクだからといって過信せず、危険な凍った道では無理せず降りることなど
様々なルールを守る事も大切だと思います。
めんどくさいかもしれませんが我々の遊び場を守るためにも本当に大切な事だと思います。
じゃ、それじゃ